【2024年更新】RPOサービス / 採用代行提供企業一覧【23社】
RPOとは
RPOとはRecruitment Process Outsourcingの略で、企業の採用活動の全体、若しくは一部を代行して行うことを言います。
欧米での活用は進んでおり、日本国内でも外資系企業を中心にこれまでも導入されていましたが、昨今は日系企業においても普及が進んでいるサービスで、サービスを提供する企業も増加傾向にあります。
尚、日系企業ですと「採用代行」という言葉の方が一般的でしたが、「RPO」というワードが人材業界内、企業人事内でも認知を得てきている実感があります。
短期間に膨大な工数を要する、新卒採用活動はもちろんのこと、最近は恒常的に中途採用・キャリア採用を実施している企業様が採用代行・RPOサービスを活用しているケースが増えてきており、用途も「採用計画の策定」などの大きな枠組みから、「ダイレクトリクルーティング強化」、「特定職種支援(例:エンジニア採用等)」、「年間採用数が多く、業務量が多いポジションの採用業務代行」などテーマ、課題別に強みを持つRPOサービス企業を選定、依頼するケースもございます。
下記にサービス提供企業一覧を記載いたしました。
RPOサービス・採用代行提供会社一覧
(1)採用メディア(就職・転職サイト)運営会社
これらの企業群は、RPOという言葉が浸透する以前より、主に新卒採用活動の支援を自社が運営する新卒メディア・就職情報サイトの広告掲載と共に採用実務を支援する動きを取っております。
特に数千、数万エントリーが短期間に大量発生する大手企業、人気企業の場合、自社の新卒採用担当者だけで対応をすることは難しく、大手就職情報サイト運営会社が提供するソリューションのひとつとして、採用業務代行を依頼する動きがございます。
- どのようなメッセージを学生に伝えたいか
- そのために、誰を求人広告に出し、メッセージを発してもらうか
- どのような学生に興味を持ってもらいたいのか
こうしたコンセプト設計や採用計画、また採用予算をどのようなソリューションに振り分けるかを総合的に企画・提案してもらえるのは、採用サイト運営会社ならではのメリットだと思います。
尚、昨今では中途採用においても求人媒体掲載(&自社人材紹介部門&外部人材紹介会社のディレクション)+応募者対応(応募受付、面接日程調整、合否連絡等)をまるっと請け負う中途採用支援のRPO・採用代行も導入が増えております。
(2)人材紹介事業運営会社
(1)採用メディア(就職・転職サイト)運営会社と重複をしますが、主に中途採用支援、且つ人材紹介サービスを活用した採用支援の現場で、大手企業を中心に上記記載の3社など人材紹介大手企業に依頼をし、中途採用全般の支援を仰ぐケースが見受けられます。
クライアント先に常駐をし、クライアントの人事部の一員として、採用実務から求人媒体管理、運用、契約人材紹介会社各社との調整(エージェントマネジメント)、また特定の採用課題(エンジニア採用など)、採用手法(ダイレクト・リクルーティング強化など)に絞ったプロジェクトを推進することもあります。
企業様が実施されるエージェント向け採用説明会の司会進行役が、大手人材紹介会社から当該企業へ常駐している社員であることもままございます。転職エージェント、人材紹介会社の気持ちがわかるため、どういう伝え方をするとより理解が深まるか、ファンになってくださるか、推薦数を増やせるかがわかるため、企業様も長期に渡りパートナーシップを組んでいるケースが見られます。
- わかりやすい採用資料作り
- 現場社員の登壇により、理解度向上に繋げる
- 適切なATS運用
- クイックな日程調整、合否連絡
- 丁寧な面接選考フィードバック
これらのノウハウやアドバイスが得られます。
(3)RPO・採用代行事業を運営、提供している会社
自社で就職情報メディアを持たず、中立的な立場で、新卒採用業務を中心にこれまで数十年に渡り、影で支えてきた企業がございます。
その代表的な企業様が上部に記載しました1996年創業のレジェンダ・コーポレーション株式会社様になります。世間一般的な知名度は低いかもしれませんが、大手企業の人事担当者様には広く知られRPO・採用代行の世界ではリーディングカンパニーであり、パイオニア的な企業様です。
尚、昨今では、採用代行のメイン市場であった新卒採用支援に加え、中途採用業務支援も行うケースも増えてきたと聞いております。
これらの企業様はRPOを事業の主軸に据えていることもあり、ソリューション提供の幅はさることながら、課題抽出から打ち手出しと実行支援(採用プロジェクトチームの組成とプロジェクトマネジメントの経験値)において、非常に頼りになる存在になるかと思います。
(4)ベンチャー、スタートアップ企業の採用代行に強みを持つ企業
- マルゴト株式会社(まるごと人事)
- 株式会社ポテンシャライト
- Attack株式会社(TARGET)
- 株式会社キャスター
- 株式会社ミギナナメウエ
ビズリーチ、dodaダイレクトなどの媒体選定、ダイレクト・リクルーティング運用代行(例:求人作成、スカウト文面作成、ターゲット選定)や採用広報活動の支援(例:採用ピッチ資料作成、採用ホームページの作成・アップデート等)などを支援、代行する企業が増えているようで、当社も全容を掴みきれておりませんが、相当な数の企業様が、ビズリーチなどのダイレクトリクルーティング運用代行を主軸とした月額固定の採用代行を提供しているようです。
人事不在のスタートアップ企業が資金調達後に中途採用にブーストをかける際に、マンパワーとノウハウが不足しているケース、社員人事がコア業務に集中するために、日々の各種サイト運用業務やエージェントマネジメントをアウトソーシングするケースは増えているようです。
(5)外資系企業を多く顧客に抱えている会社
外資系人材総合サービス企業は、グローバルでの結びつきから、また人材派遣事業など他事業での関係性もあり、外資系企業日本法人の新卒・中途採用業務を請け負うケースが多くございます。
特に人材派遣事業を自社で運営していると、クライアントのRPOプロジェクトに必要な人員を自社派遣社員で揃え、対応することも可能で、また、そうした派遣社員を多数活用して実施するプロジェクトマネジメントの経験が豊富な点は、アドバンテージかと思います。
また、外資系企業の転職支援・採用支援に強みを持つ人材紹介会社各社様がクライアントの採用活動をパートナーとして包括的に請け負うことも前述(2)で記載した人材紹介会社の取り組み同様、出ているようです。
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