人材業界/人材紹介会社で上場している企業一覧
はじめに
本記事を閲覧いただき、誠にありがとうございます。
この記事は、
- 「人材業界で上場している企業はどのくらいあるのか?」
- 「HRテック企業では具体的にどのような企業が上場しているのか?」
という疑問にお答えしつつ、終盤に人材紹介に関わる方に向けた情報を載せております。
目次[非表示]
2020年新規上場 2社(1社上場予定)
2020年は現時点で、2社上場(1社上場予定)しております。
株式会社Branding Engineer(2020年7月7日予定/東証マザーズ上場)
フォースタートアップス株式会社(2020年3月13日/東証マザーズ上場)
株式会社ビザスク(2020年3月10日/東証マザーズ上場)
2019年は 10社 新規上場
2019年は、10社上場しております。
- 株式会社識学(2019年2月22日/マザーズ上場)
- 株式会社カオナビ(2019年3月15日/マザーズ上場)
- ギークス株式会社(2019年3月20日/マザーズ上場)
- 株式会社ハウテレビジョン(2019年4月24日/マザーズ上場)
- Sansan株式会社(2019年6月19日/マザーズ上場)
- 株式会社ジェイック(2019年10月29日/マザーズ上場)
- 株式会社メドレー(2019年12月12日/マザーズ上場)
- ランサーズ株式会社(2019年12月16日/マザーズ上場)
- ユナイトアンドグロウ株式会社(2019年12月18日/マザーズ上場)
- 株式会社スポーツフィールド(2019年12月26日/マザーズ上場)
組織開発、HRTechクラウドサービス(タレントマネジメントシステム)、ITフリーランス支援、新卒メディア、学生向けイベント開催、医療系求人メディアなど、HR・HRTech・人材ビジネス関連で幅広い領域に分かれて上場を果たした企業が2019年にこれだけございました。
ちなみに、更に前年の2018年の上場企業は下記となっております。参考になればと思い、こちらはHPリンク、IRページへのリンクも載せております。
HR/HRTech/人材サービス関連(採用、育成支援等)の上場企業
2018年分も見ていただきますと、ミドル・エグゼクティブ領域の人材紹介会社、メディア、特化型の人材紹介事業会社、HRTechクラウドサービス運営会社、採用イベント主催会社、人材育成・組織開発コンサルティング企業等、こちらも様々な領域に分かれており、人材業界といってもひと括りにできない多種多様な企業が上場を果たしております。
2018年の上場企業 7社
- ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス株式会社(東証マザーズ上場)2018年4月10日(HP・IRページ)
- 株式会社ZUU(東証マザーズ上場)2018年6月21日(HP・IRページ)
- 株式会社チームスピリット(東証マザーズ上場)2018年8月22日(HP・IRページ)
- 株式会社アクセスグループ・ホールディングス(JQスタンダード上場)2018年11月6日(HP・IRページ)
- アルー株式会社(東証マザーズ上場)2018年12月11日(HP・IRページ)
- 株式会社ツクイスタッフ(JQスタンダード上場)2018年12月17日(HP・IRページ)
- ポート株式会社(東証マザーズ上場)2018年12月21日(HP・IRページ)
次に、当社のカバー領域のひとつ、人材紹介のフィールドで事業を営んでいる、人材業界大手、人材紹介専業大手などの上場企業の時価総額でのランキングをまとめております。2019年12月の時点での順番ですので、2020年以降、もちろん変化があるかと思います。あくまで参考として捉えてください。
人材紹介事業/人材紹介ビジネスを営んでいる上場企業(※グループ会社含)の時価総額ランキング
1兆円以上
- リクルートホールディングス(リクルートキャリア等) 6,743,137(百万円)
1,000億円以上
- パーソルホールディングス(パーソルキャリア等) 482,641(百万円)
- エス・エム・エス(エス・エム・エスキャリア等) 262,430(百万円)
- エン・ジャパン 252,060(百万円)
- ディップ 196,850(百万円)
100億円以上
- ジェイ エイ シー リクルートメント 86,300(百万円)
- リンクアンドモチベーション(リンク・アイ等) 78,356(百万円)
- パソナグループ 71,665(百万円)
- WDBホールディングス 50,832(百万円)
- MS-Japan 38,612(百万円)
- クイック 32,142(百万円)
- ウィルグループ 25,794(百万円)
- クリーク・アンド・リバー社 25,435(百万円)
- 学情 24,724(百万円)
- ギークス 17,672(百万円)
- ヒューマンホールディングス 15,810(百万円)
- クラウドワークス 15,042(百万円)
10億円以上
- キャリアデザインセンター 9,389(百万円)
- リブセンス 8,835(百万円)
- クックビズ 6,319(百万円)
- MRT 5,659(百万円)
- インターワークス 5,194(百万円)
- みらいワークス 3,518(百万円)
- ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス 3,264(百万円)
※2019年12月3日現在での時価総額順に掲載をしております。尚、追加、削除をご希望の際にはご連絡ください。対応いたします。
IR資料は業界研究、事業戦略立案をする上で貴重です
人材業界、人材紹介業界の業界研究をする上で、上場企業のIRを読み込むことはとても勉強になります。ですので、「人材業界の世界へ、人材紹介の領域へ転身しよう!」とお考えの方はもちろんですが、既に人材業界内でご活躍されている方にも、上場企業のIR情報をチェックすることを推奨しております。特に専業企業(人材紹介業のみ、HRTechクラウドサービスのみ等)の場合は、細かな数値が決算説明会資料に開示されているケースが多いため、読まれることを強くオススメいたします。下記は、人材紹介業の売上比率が高い専業に近い企業様のIR情報となります。
人材紹介業 専業
※メディア事業なども営んでおり、100%人材紹介業で売上を立ててらっしゃる訳ではございませんが、現状ではほぼ人材紹介事業で売上構成がなされており、非常に参考になります。
- 1コンサルタント、または1従業員あたりの生産性(売上高)
- KPI指標(求人成約率、人材成約率)
- 登録者数 推移
- 領域別、地域別の売上、成約単価
- 来期、再来期の予想(売上高、営業利益、経常利益等)
- 各種施策(採用、育成、集客等)
などが決算説明会資料に開示されており、目標設定や来期予算策定、また各種施策を考える上で、参考になるかと思います。人材紹介会社を経営されている方、人材業界業への新規参入を検討中の方、現場の管理職、またRA、CA、現場のコンサルタント、集客担当等の皆様にも、ご覧頂きたい情報、データです。
人材紹介業界全体の数値、実態把握
また、人材紹介業界全体の数値把握の参考になるのは、下記かと思います。
- 一般社団法人 日本人材紹介事業協会「人材紹介大手3社 転職紹介実績の集計結果」
地域別、(ざっくりではありますが)職種別、年齢層別等で、数字が開示されています。
また、有料(198,000円~)ですが、矢野経済研究所からは毎年「人材ビジネスの現状と展望」という市場調査資料が発表されております。
- 矢野経済研究所「2019年版 人材ビジネスの現状と展望」
最後に...、未上場の大手人材ビジネス、IT(HRTech、EdTech)企業
2019年12月時点で、未上場の人材ビジネス、HRTech、EdTech大手企業様をリスト化いたしました。
ネオキャリア社は2014年12月に総額8億円の第三者割当増資と株式異動を実施しており、将来的な上場可能性はあるのではないかと思います。またビズリーチ社も複数回に及び、資金調達を実施しており、2016年のBloombergの取材で上場準備を進めている旨を代表自身が公表しており、現在は未上場ですが、将来的な上場可能性は高いかと思います。逆に、グロービス社のようにIPOをしない、という決断を下して事業展開を進めている企業様もございます。レバレジーズ社も過去の社長様のブログからは上場には消極的である旨、記載がありました。
- 株式会社マイナビ
- 株式会社ネオキャリア
- 株式会社ビズリーチ
- 株式会社グロービス
- レバレジーズ株式会社
- 株式会社アイデム