【2019年12月更新】採用管理システム(ATS)15サービス 一覧/比較(※主に中途/キャリア採用用途)
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採用管理システム(ATS)とは?
採用活動において、応募者の正確な情報管理、進捗管理、採用状況の正確な把握は不可欠です。昔は応募者に提出を求めていた履歴書などは紙ベースで、またExcelなどで多くの企業様が応募者の個人情報管理をしていたものですが、昨今、「ATS」と呼ばれる採用管理システム(ATS/Applicant Tracking System)を導入しているケースが多くなっています。ATSには、主に、
- 応募者管理(応募者の個人情報、選考評価や進捗状況など)
- 求人情報管理(OPEN/CLOSEの状況などの管理含め)
- 上記をかけ合わせた部署、応募ポジションごとの進捗、情報管理
- 契約している人材紹介会社(エージェント)管理、採用HP経由などの公募以外も含めた応募一元管理
- 内部情報伝達/共有(人事に限らず、部門選考担当者への面接依頼、結果回収など)
などの機能が搭載されており、機能の中身、使い勝手、費用感など各社利用を想定する企業様に対してサービス提供を行っております。下記にサービス提供を行っている企業を記載いたしました。
採用管理システム(ATS)一覧/比較
ATS 国内サービス
- ジョブスイート(株式会社ステラス、※以前は、株式会社ジャパンジョブポスティングサービスが運営)
- EHR/採用Dr.(レジェンダ・コーポレーション株式会社)
- リクログ(Cloud Solutions株式会社 ※以前は、HRソリューションズ株式会社が運営)
- i-web(株式会社ヒューマネージ)
- HRMOS採用管理(株式会社ビズリーチ)
- Talentio(株式会社タレンティオ)
- アクセスオンラインキャリア(AOLC)(株式会社マイナビ)
- Cycle(エン・ジャパン株式会社)
- HITO-Link(パーソルプロセス&テクノロジー株式会社)
- ジョブカン 採用管理(株式会社Donuts)
- HERP ATS(株式会社HERP)
- リクナビHRTech 採用管理(株式会社リクルートキャリア)
- Hirehub(ハイヤーハブ)(エン・ジャパン株式会社)
この5年以内位で、新規参入、新規ATSサービスが多数生まれており、乱立状態になっている印象です。高いATSサービスですと、月額10万円を超えるものもありますが、一方で(リクナビHRTech採用管理など)完全無料でサービスを提供する会社も出てきており、人事採用担当者にとってはATS導入ハードルがここ数年でグッと下がったと言えると思います。特に新規参入組は、特色を出すことで、ターゲット企業群への訴求を明確化させており、一例ですが、ソーシャルアカウントの入力、登録欄(Facebook、Twitter、GitHubなど)やSlash連携をしているなど、ベンチャー、スタートアップ企業への訴求を明確にしている先もございます。
ATS 海外サービス
- workable
- jobvite
これらは外国籍社員も多かったり、海外現地法人と採用管理ツールを共通化するなかで、上記のサービスを選択する企業がございます。当方調べでは、(外国籍社員を多数抱えていたり、海外にも現地法人を設けている)マザーズ上場のミドル~メガベンチャー企業にて、workable、jobviteの導入が成されているのを確認しております。
(※人材紹介会社、転職エージェントが推薦を行う際にも、workable、jobvite経由での登録を行うため、一部の転職エージェントにも既に認知がございます。)
※今後も情報をアップデートしてまいります。尚、追加、削除をご希望の際にはご連絡ください。対応いたします。また、上記掲載サービスの取材対応が可能な企業様がございましたら、ご連絡くださいませ。
1エージェントとして、ATS(採用管理システム)に思うこと
結論から申しますと、「採用活動において、大変有益なツールですので、企業様はATS(採用管理システム)を導入して欲しい!」と説に願います。現状では、人事宛(人事担当者様のお名前 or recruit@企業名.co.jpなど)にメールで書類添付で推薦をする方式をご依頼いただくケースが未だ多くございますが、「ATS(採用管理システム)を導入いただいたほうが、人材紹介会社としては有り難い!」と常々思います。
理由を申しますと、
・求人情報、募集状況管理をしっかり統一。都度問い合わせ、ヒアリングせずともサイト/ATS内で確認できる
→逆に言いますと、人材紹介会社からの問い合わせを人事側が都度都度受ける工数の削減に繋がります。求人のOPEN/CLOSEもそうですが、要件緩和などの募集要項変更や各求人案件の想定年収変更などを一括で変更/リリースが可能となりますので、人事採用担当の皆さまの手間、また人材紹介会社から求職者様へ誤った情報が提供されるのを防ぐことが可能となります。
・正確な履歴・進捗管理が実現。ATS(採用管理システム)内で(人事担当が変更しても)誰でも確認・把握が可能
→過去の推薦状況が企業様側、人材紹介会社側双方確認が取れます。また、個々人のメール履歴で確認をする必要がありませんので、担当者変更に伴う状況把握の抜け漏れも防ぐことができます。
・セキュリティ面でも安心感がある
→担当者宛に応募者情報を添付してメールを送ったところ、実は2ヶ月前に人事部から異動されていた...。また、退職をされていた...。PASSをかけずに書類を添付してしまった...。同じ鈴木さんでも別の部門の鈴木さんに送ってしまった...、などのセキュリティ面でのリスクも回避できます。
以前ですと、月額十数万円以上のコストがかかっていましたが、昨今では、無料、または、数万円で導入可能なサービスも増えております。特に、リアルタイムでの募集状況を人材紹介会社各社に可視化することは人材紹介会社経由での推薦を得るには非常に有効ですので
、1社でも多く企業様がATS(採用管理システム)を導入し、人材紹介会社との関係構築(エージェントマネジメント)に役立てて欲しいと思います。人材紹介会社(エージェント)側面からのATS(採用管理システム)余談話
これまでのATSですと、人材紹介会社(転職エージェント)側URLから個別企業毎のIDとPASSを都度都度入力しなければいけなかったのですが、
- HRMOS採用管理
- ジョブカン採用管理
こちらは1つのID/PASSを入力すると、アカウント発行をいただいた企業各社の情報を全て閲覧、また入力できるようになっており、人材紹介会社(転職エージェント)側としては大変助かっています。
自ずと、上述したATSのログイン頻度は高く、その流れで、たとえば、HRMOS導入企業のA社の求人情報を確認する流れで、B社、C社の求人情報も改めて確認する、という動きを取ることもあり、導入実績が多いATS×ID/PASS一元化されているサービスは、人材紹介会社(転職エージェント)サイドとしては目に留まる、自ずとリマインドされるような形になっています。
もしも、人材紹介会社(転職エージェント)経由の中途入社実績数が非常に多い企業様は、新規導入や切り替えの際に、懇意にしている転職エージェント各社に、ATS導入検討に際してヒアリングされるのも一考かと思います。