人材業界の転職・求人について | ワークスタイル、働き方
(#残業 #土日 #テレワーク/在宅勤務)

人材業界のワークスタイルについて
(勤務時間、1日の流れ、残業時間、土日休み、在宅勤務、テレワークの可否等)


人材業界はブラック?激務?


人材業界と検索をしますと、「激務」という表示が検索表示に出てくるケースがあるように、世間的に残業が多く激務な業界(仕事)だと見なされているようです。 その要因は、人材紹介業のキャリアアドバイザーが平日夜間や週末に面談対応を行うことによる残業時間の多さや週末休めない(のではないか?)という印象を持たれていることが起因していると思います。

下記に、週末夜間の就業有無と該当職種で分けたものを記載いたします。

■夜間対応&週末対応の有無

 

・あり

  1. 人材紹介の個人営業職 CA(キャリアアドバイザー職)
  2. 両面対応型の人材紹介コンサルタント職

 

・なし

  1. 人材紹介の法人営業職 RA(リクルーティングアドバイザー職)
  2. 求人メディアの法人営業職
  3. HRTech商材の法人営業職

■補足

 

※尚、週末出社については、会社・組織によって差がかなりあり、

「シフト制で基本的には土日就業が原則です。」という企業様から、

「月に1、2回土曜日に面談業務を行って頂きます。」という企業様、

「基本的には土日休みの完全週休二日制であるが、年に数回土曜日の出社機会が発生します。」

という企業様まで、幅があります。そのため、個別企業毎の求人情報をよくご確認ください。

平日夜間(19時以降)に転職相談・キャリア相談に乗ることは、多くのキャリアアドバイザー職の方にとって当たり前のことですので、人材紹介会社、人材紹介の事業部でキャリアアドバイザー職に従事する場合、夜間の業務が発生する(可能性が高い)、この点は認識する必要がございます。

ただ、補足をいたしますと、定時10時、11時出社という企業様もあり、コアタイムが13時からという設定をされている企業様もあるため、夜間面談対応が当日入っている場合は、「出社時刻(業務開始時刻)を後ろ倒しすることで、1日の労働時間を調整している。」というのがキャリアアドバイザー職の働き方の現状となります。

~例外~ 夜間・休日対応がない、少ないキャリアアドバイザー職もございます。

  • 大学生の就活支援のキャリアアドバイザー
  • 個人営業、販売・サービス職系などのチーム、組織のキャリアアドバイザー

平日日中に調整が可能な大学生、平日休みの方を対象とした転職支援に乗るチームに配属された場合は、土日などの週末対応を行う必要がございません。当該ポジションは潤沢に求人がある訳ではございませんが、募集が出ているケースがございます。できる限り、夜間対応や休日対応を避けたい場合は、こうしたポジションへの応募も検討なさってください。


法人営業側はよくある普通の勤務体系


法人営業職側は、企業様の営業活動日、時間内の対応がメインとなりますので、当然ながら、平日日中に業務を行います。企業様や事業領域、職種によって差はございますが、10時~19時前後が就業時間のベースで企業様によって多少前後いたします。

また、テレワーク併用スタイルの勤務体系を採用する企業様が多いため、WEB商談やTEL・メール対応を終日家や自宅近くの法人契約をしているサービスオフィス施設で行うこともございます。

  • 翌日(以降)の営業活動のための準備(例:提案資料作成)
  • 顧客から届いた急ぎのご相談・ご質問(メール)に対する対応・返信
  • 当日の業務日報等の作成
これらの業務が終われば、その日の業務は終了となります。

人材業界の残業時間は?


残業時間の件、こちら端的に申しますと、

月平均で、【30時間から40時間】はあると思ったほうが良いというのが人材業界での残業時間のイメージです。コアタイム無しのフルフレックスタイム制を導入している企業様もあるため、あくまで参考程度ですが、仮に9時や10時に出社した場合の退社時間イメージは下記となります。

  • 9時出社の場合、退社平均が19時半から20時
  • 10時出社の場合、退社平均が20時半から21時
  • 11時出社の場合、退社平均が21時半から22時

但し、企業、配属先のチーム、職種などによって当然ながら大きく異なります。こちらは個別具体的にこの会社の残業時間はだいたいどうなのか?などご質問いただけましたら、把握してる限りの情報を共有いたします。コロナ禍で在宅併用の働き方のスタイルに移行したことで短縮されていて、平均残業20時間台になったという企業様も増えております。

また、入社して間もない頃、1年目、2年目などですと、ひとつひとつの準備や知識習得にどうしても時間を要してしまいますが、経験、知識を積み重ねることで業務スピードや調整力もついてきますので、自身でコントロールできる状態になっていけば、上記より短縮して業務を終えることは可能です。

残業時間の事例


■株式会社リクルート

  • 月平均所定外労働時間 30.0時間(2021年度実績)

■株式会社マイナビ

  • 平均残業時間 33.3時間(2021年10月1日~2022年9月30日)

■パーソルキャリア株式会社

  • 月平均残業時間 25時間(※2022年3月31日時点データ)

■エムスリーキャリア株式会社

  • 平均時間外労働時間 19.9時間

休暇について。有給休暇は取れるのか?


ホームページ上に公表していない企業様もございますが、有給休暇の消化率などが記載されていた企業様の情報を共有いたします。

■株式会社リクルート

  • 有給休暇の平均取得日数    9.6日(2021年度実績)

■パーソルキャリア株式会社

  • 有給休暇取得率 59.8%(2021年度)

■エムスリーキャリア株式会社

  • 平均有給消化率 73%
  • 平均有給取得日数 12日

出社と在宅の割合、テレワーク勤務の有無や許容度合い


人材業界はコロナ禍で働き方の移行を行っており、原則リモートワーク、出社とリモートワークのハイブリッドを採用するケースが増えました。但し、週5出社を基本とする会社様もございますので、自身が希望する働き方と企業様が設定している勤務体系は確認することをおすすめいたします。

■株式会社リクルート

  • 一部の職種を除き、理由・回数を問わないリモートワークを全社導入。出社しないことを前提とした働き方へシフトしております。

■パーソルキャリア株式会社 キャリアアドバイザーポジション

  • リモート勤務主体(※週2~週1日出社)

まとめ


  • 法人営業職は平日勤務。個人営業職は(全ての企業様・部署とは限らないが)平日夜間対応や土曜勤務等が発生する。
  • 残業時間は30~40時間発生する(可能性が高い)
  • 有給休暇は取りやすい(50%以上消化している)企業が多い
  • 在宅(テレワーク)併用スタイルの勤務体系の企業様のほうが多い

上記ですが、同じ企業様でも事業部や職種で働き方が異なるケースもありますので、都度求人内容を確認することが大切です。また、残業時間については、あくまで平均ですので、同じ仕事・職種でも差が発生しているのが実態です。テレワーク併用やテレワーク中心の就業スタイルに移行した企業様の場合、周囲の状況を伺って、退社しないといけない、などということも無くなりましたので、コロナ以前と比べると、残業時間は少なくなった、働きやすくなった、というお声を業界内で働く方からは耳にします。

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ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました。当社は、人材ビジネス・人材業界・HR業界・HRTech領域の転職支援・キャリア支援を積極的に行っております。

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当記事執筆者:株式会社HRスクエア 代表取締役 江口 一樹

■経歴:

  • 株式会社マイナビ(転職情報事業本部、HRメディア事業部に在籍)職位:課長職
  • 株式会社ビズリーチ(ビジネス開発部に在籍)職位:マネージャー職
  • 現在(株式会社HRスクエア 代表取締役)

新卒から現在に至るまで20年以上に渡り、一貫して中途採用支援、転職支援の業務に従事しております。

大手人材情報メディア、人材サービス企業、人材紹介会社、HRTech企業各社様を自身が担当しており、人材業界への転職を希望される皆様、人材業界に在籍されている皆様、人材業界の経営者様、人事担当者様と日頃より密なコミュニケーションを図っております。

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