人材ビジネスガイド

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内定承諾後の対応(退職実務/入社後の注意点)

転職活動の末、内定を頂き、最終的に入社が無事決まった…。これで、転職活動は終わりではありません。これまでお世話になった企業、また上司、先輩、同僚にしっかりと挨拶とお礼をし、「円満退社」をすること。これがとても大切です。いろいろな事情があって退職をする訳ですが、最後は出来るだけ気持ち良くお別れができるよう、心掛けましょう。​​​​​​​

退職実務

(1)伝え方

退職の際は、まず直属の上司に話をするのが一般的です。「ちょっとお話があるのですが…」、という形で、個室(ミーティングルーム)での話の場を持ち、「突然のお話になるのですが、退職をさせて頂きたいと思っております。」などと退職の意思を伝えます。この際、慰留を受けることが当然想定されますので、(これまでの御礼は申し上げつつも)転職の意思が非常に固い旨は伝えるようにしないと、話を受け取って頂けない、部長、役員、人事へ話を上げて頂けない可能性があります。口頭でそのまま話が上に通れば、口頭でも問題ありませんが、「退職願」を書面の形で用意し、話の流れでそれを上長に渡すと、よりスムーズに話が進む場合もあります。

(注意点・ポイント)

  • 謝意(お世話になった感謝の気持ちを忘れず、辞意を伝える)
  • 意思の固さ(退職の意思が固いこと、退職日の希望が明確にあることを伝える)
  • 転職先の非開示(転職先が決まっていることは伝えてよいが、転職先は一切伝えない)
  • 退職受理と引き継ぎ開始のお願い(現場のため、お客様のためにも、1日でも早く引き継ぎを進めたい旨を伝える)

※取引関係がある場合は、最悪内定取り消しの圧力を掛ける場合もございます。詮索や嫌がらせを避けるためにも「企業名」は伝えないようにしてください。

※履歴を残したい場合、残さないと話が進まない場合は、メールでの辞意を伝える文章作成や退職願の作成準備を行いましょう。

※受理や引き継ぎが順調に進めば、有給消化の日数が多く得られる可能性が増し、休息や次の環境への準備、充電期間に充てられます。

(2)受理された後

退職の旨が受理されれば、具体的な引き継ぎ等の話、部署内への共有が成されます。職種にも依りますが、おおよそ1ヶ月が退職までの期間になります。出来る限り円満に退職するために、引き継ぎは滞りなく行うよう心掛けましょう。また、会社支給のもの(名刺、PC、携帯等)、業務を通じて得たもの(顧客の名刺、業務で利用した各種資料、データ等)は、退職の際に返却をするようにしてください。その他、健康保険証、社員証等を返却するよう、こちらは人事部から話が来るかと思いますので、忘れず返却をしてください。
尚、逆に会社から受け取るものがあります。一部、退職日に受け取る場合もありますが、基本的には、後日自宅に郵送されることが多いかと思います。具体的には、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票等になります。転職先が決まっている場合は、その書類を転職先の人事総務に渡す形になります。

退職の際のアドバイス

先にも書きましたが、出来る限り「円満退社」することが重要です。特に同業や近しい企業への転職の場合は、関係性が退職で切れる訳ではありません。いつ、どんなタイミングで共に仕事をするか分からないと思うと、円満に退職をした方が良いと考えるのは納得頂けると思います。その際のアドバイスをさせて頂きます。

●しっかり引き継ぎすること、世話になった方へ挨拶をすること、グチをこぼさないこと

会社によっては、退職日に一斉にメールを送って、ひとりひとりに挨拶できない…、また全体で最終日に挨拶をして退職する…、そんな方法を取る企業様もあるかと思いますが、できるだけ、「直接」退職の報告とこれまでのお礼を申し上げるようにしてください。方法としましては、退職が決まって、社内に公にしてよいというタイミングになった時点で、ランチ、お茶、就業後の飲みの約束などを、お世話になった方に対して、お願いをしてみてください。1対1でしっかり話がしたい場合は、退職までの1日1日を大切に、また同期への挨拶等の場合は同期に集まってもらい、場を作るのもひとつだと思います。何故退職をするのか、自分が何を考えて新しい道を歩むのか、また世話になったお礼、今後とも関係性を続けたい旨等を、ひとりひとりに伝えていくよう心掛けてください。特に新卒入社された企業や長期間就業された企業での退職の場合は、そのような形を取られると、「また会える」関係性で卒業ができるかと思います。また、報告をする方々は「会社に今後も在職される方々」です。仮に酒席だった場合でも、不満やグチを聞くのは気持ちがいいものではありませんので、「感謝の気持ち」や「(その方との)印象に残った思い出、エピソード」等を中心にされる方が宜しいかと思います。

(注意点・ポイント)

  • 受理された後は、問題無い範囲で、行き先や今後のキャリアについてを開示する
  • 同僚、先輩に対して、現職不満を漏らさないこと
  • しっかりと引き継ぎをすること

「立つ鳥跡を濁さず」といいますが、キレイに気持ちよく退職・卒業できるよう努めましょう。

入社まで何をするか

社会人になると、まとまった休暇をそんなに頻繁に取れないという方が多いと思います。そんな中で、退職から新しい会社の入社までの期間を出来る限り有効に活用頂きたいと思います。

(1)自己研鑽

期間にも依りますが、「短期語学留学」「PCスキルの再習得」「読書」等、自己研鑽の時間に充てようと考える方は多いかと思います。貴重な時間ですので、まとまって時間を割いて集中的に勉強したかったことにチャレンジされるのは宜しいかと思います。特にお若い方でしたら、可能な限り有給休暇を使って、この時間に充てられることをお勧めします。

(2)家族、友人との時間

仕事中心の生活で、家族や友人との時間を疎かにしてしまった…。そう考える方には、このタイミングは非常に貴重な時間になるかと思います。有給を活用されるなどして、ご実家に戻り、転職の報告がてら、両親に会いに行く、またご家族、ご友人との時間に充てるなどして、少しご無沙汰していた方との再会にも是非充ててください。

(3)当該企業に入社するにあたって必要な準備

どんな企業に入社されるか、どんな職種で入社されるかに依って異なりますので、一概には申し上げられませんが、必要最低限の準備(HPや関連するサイトや書籍を読むなどして、企業・業界理解を深める)はしっかりして、臨むようにしてください。但し、そのための準備に使い切るのは逆にもったいないですので、必要最低限の意識で問題ないかと思います。また、入社関連書類の提出は期日を守るよう、前倒しで作成、対応をいたしましょう。

(入社前対応としてよくあるもの、提出する書類)

・健康診断の受診(入社前検診)
・年金手帳
・雇用保険被保険者証
・マイナンバー申告書
・卒業証明書
・給与振込依頼書
・住所、通勤経路の情報
・機密保持誓約書

(4)基本ですが、重要なことは、「体調管理」と「新しい職場に即した生活リズム(起床時間)」

入社後の印象で最も良し悪しが分かりやすいのは勤怠です。入社早々に遅刻することでのイメージダウンは計り知れません…。転職先の企業の出社時間が早くなる場合、また通勤時間が長くかかる場合などは、これまで慣れていた生活リズムを変える必要があります。遅刻は絶対に防ぐ、また多少の電車遅延があっても問題なく定時前に出社可能な時間に家を出る、このリズムを整えて、新しい職場でのスタートを迎えるよう、是非心掛けてください。

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